

- オシャレに興味が出てきたけど何から始めれば良いかわからない
- 30代になったけど、どんな洋服を着たらいいのか…
- 服の基礎知識や歴史、背景カルチャーについてもっと知りたい。
上記のような疑問に答えます。
- 【30代メンズ必見!】ファッション勉強本10選(初心者)
- 【スタイルを見つける】歴史とカルチャーを知る勉強本10選(中級)
- 【雰囲気をつくる】アートなど勉強できる本10選まとめ(上級)
買って絶対に損しない本だけをご紹介します。(5分ほどで読み終わります。)

これを書いている僕(keny_mensfashion)は
- 元LVMH販売員
- 総インスタフォロワー約2万
- ファッション業界歴10年
- アイウェアコーディネーター
- ファッションブロガー
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1. 【何から始めたら?】簡単にお洒落になれるメンズファッション勉強本10選【初心者向け】

何から?まず30代メンズファッション勉強本10選を見よう!

- 「アラサー(30代〜)になると、どうも20代の頃に着ていた洋服がしっくり来なくなった。」
- 「もう洋服で失敗したくない。簡単にお洒落に見えるファッションを教えて〜orz」
という人も少なくないはず。。。初心者編①では、読むだけで洗練されたファッションセンスが磨かれる大人のための勉強本をご紹介します。
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闇雲に洋服を買って後悔することがなくなるので、圧倒的な時間とお金の節約になります。
気になる本は是非チェックして、自己投資に当ててみてください。
補足:Kindleは書籍よりも安く、スマホで簡単に見れるので、通勤の電車の中や、ちょっとしたスキマ時間の有効活用に便利です!
配送を待たずに見れるので、時短ができて熱量を維持したまま本に没頭できるので、吸収率が違います。
また、僕自身最近はKindle Unlimitedで無料で読んでいることが多いです。(今回ご紹介する本も一部無料で読めます。)
①✔️最速でおしゃれに見せる方法
結論、ファッションバイヤーMB氏による最初の書籍
(最速でおしゃれに見せる方法)さえ見ていただければ持っている服もしくはユニクロの服で、おおむねお洒落に見えます。
理由として、この本は一生使えるロジック(方程式)ドレスとカジュアルを
7:3の割合でコーディネートに含めることで、子どもっぽく見えがちな胴長短足の日本人体型を、大人っぽく演出できることを解いているからです。
具体的にその多くがユニクロもしくは、お手持ちの服でできることから再現性が高く人気があります。
ドレスとカジュアルを意識するだけで、買うべきものがハッキリし、時間とお金の節約効果も高いです。見ていない人は是非見て欲しい良書ですね。
②:✔️CLASS ACT(クラス・アクト)
結論、これを読んで実行できれば国際的基準の
「身だしなみ」
「装い」
「立ち居振る舞い」
を身につけることができ、収入にも大きな差が出てきます。
日本は、服飾(洋服)文化がヨーロッパやアメリカに比べて歴史が浅いこともあり、グローバル社会においては日本人が恥ずかしい思いをしていることも少なくないそうです。
(総理などが出席する国際会議など)
海外に行っても恥ずかしくない装いと立ち振る舞いを理解するだけで、エグゼクティブな印象を手に入れることができる良書です。
海外に行っても恥ずかしくない、失敗しない格好を身につけることで、信頼につながり将来的な収入にも大きな差が出ることが明確にされています。
「収入をあげたい。」「海外で暮らしたい。」「今後グローバルな仕事をしていきたい。」「海外旅行によく行く。」という方には是非ご覧いただきたいです。海外での対応が圧倒的に変わってきます。
見た目を意識するだけで、生涯年収が2700万円ほど変わってくる!?
「人は見た目が9割」という本でも話題になった心理学、メラビアンの法則は「他人に与える影響は、見た目などの視覚情報が55%・口調などの聴覚情報が38%・話の内容などの言語情報が7%を占める」
米国の研究では、生涯年収が約2700万円ほど変わってくるそうです。
③:服が、めんどい――「いい服」「ダメな服」を1秒で決める Kindle版
タイトルのクセがすごいですが、この本はお洒落が嫌いな人や、「服を考えるのがまじでめんどくさい」って人には本当に良書です。
理由として、買ってはいけない服、買った方が良い服というのが具体的に示されているからです。
具体例に、高い服ではなくユニクロやAmazonで手に入るコスパの高い良質な定番服を、紹介してくれているので非常にわかりやすいです。
おおむね70点から80点位のファッションを目指せる本となっており、「周りと被りたくない」という方にはおすすめできません。なぜなら、不快に見せない普遍的な服を紹介しているからです。
④:チープ・シック: お金をかけないでシックに着こなす法
結論、チープシックを読んでいただくことで、 流行に振り回されることがなくなり、自分自身で服を選ぶ楽しさを教えてくれます。
理由として、ベーシック(定番)を基本とし、その大切さを踏まえたうえで好きなテイストを織り交ぜることを提案してくれているからです。
具体的に「POPEYE」・「GINZA」・「ELLE」などファッション感度の高い雑誌で特集が組まれており、お金をかけずに流行に左右されない考え方は、発売して40年経つが、まったく色褪せることはありません。
いずれにしても服装にお金や時間をかけないのがモットーのようです。
⑤:✔️ザ・ストリートスタイル ペーパーバック
地位や権力を持たない人たちによって生まれたストリートカルチャー、
ファッションを1900年代から現在までのスタイルを絵と図解によって解説されたベストセラーです。
ベストセラーの理由は本当にわかりやすく説明されていることと、
興味のあるストリートカルチャーやファッションを絵と年代別で把握できるからです。
具体例に自分が興味のある服や映画、音楽、考え方を自然と知ることができるので、今後自分がしたいスタイルを明確にすることができます。(ちなみに僕は60sのエクストリームアイビーが好きです。)
こういった理由から、1997年から発売され20年経った今でもベストセラーとして人気を誇っているのです。ファッションに興味のある方は間違いなく必読書と言えます。
⑥:✔️骨格診断×パーソナルカラー 賢い服選び Kindle Unlimited無料0円
結論、 骨格診断やパーソナルカラーを使ったメンズファッション指南書にはなかった新しい切り口で、自分に似合う服を見つけることができます。
理由として、「みんなが似合う」ではなく、
「自分に似合う」という部分にフォーカスされているため、他のメンズファッション指南書とは一味ちがった印象を受けたからです。
具体的にいうと、着たい服ではなく、自分に似合うを知ることで、時間とお金をムダにせず効率よく服を買うことができるようになります。
しかしデメリットとして、「自分が着たい服を着たい!」という方にはオススメできません。判断基準として読むくらいでちょうど良いかもしれません。
こちらの書籍はKindle Unlimitedであれば無料で読むことができます。僕も加入していますが最高すぎます。最近はこればっかりです(笑)
めちゃくちゃコスパが良すぎます。
⑦:✔️結局、男の服は普通がいい 世界一かんたん、一生使えるオシャレの方程式 Kindle Unlimited 無料0円
結論、「変な服を着ているなー」と思われたくない人や、
「そもそもオシャレって何?」というファッションに興味がない人に読んで欲しい良書です。
理由として、服のルーツや合わせ方を体系立ててわかりやすく解説してくれているため、楽しくファッションを学ぶことができるからです。
しかしデメリットとして、ファッションがそもそも好きで「いろんな服を着て楽しみたい!」という人にとっては物足りなく感じてしまうかもしれません。ぶっちゃけ初心者向けといった印象でした。
Kindle Unlimitedで無料で読めたのでよかったかなーと感じました。気に入らなかったら初月で解約ですれば、無料で見れちゃうので、ぶっちゃけしない理由がないですよね(笑)
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⑧:✔️「成功している男」の服飾戦略: ほんの少し「意識」するだけでいい
結論スーツを着て仕事をする方は、必ず読んだ方が良いです。(ビジネス書や教養に近い印象)
理由として、服飾戦略を知ることで、ビジネスにおいて成功する確率が上がり、
年収や役職アップに繋がるからです。
「見た目の印象でこうも変わってくるか〜」というほど目から鱗の話ばかりなので、普段からスーツを身につける方は絶対に読んでおいて損はしないと思います。
ラグジュアリーブランドで働いているため、普段から富裕層の顧客様との関わりが多いですが、実際に本書で出てくるような格好を、実践している方が8割以上であるため納得がいきました。
そのため、少しでも「ビジネスにおいて成功したい」「今の現状を変えたい」と悩んでいる方はまず身につけるスーツから変えても良いかもしれません。
⑨:✔️[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまでKindle Unlimited 無料0円
結論、クラシック(定番)スタイルを知ることができ、かつ新しいスタイルが手に入る名著です。
理由として、この本に書かれていることの全てはクラシックに基づいた本であるため、
ファッションの基本の(キ)の知ることができ、基本を知っているからこそ応用ができるからです。
しかし、全て実践しようと思うと難しいと思います。
クールビズやビジネスシーンのカジュアル化が目立ち、実際には利用できる場面と、できない場面がきっとあると思います。
ただ個人的にはそれでも良いと思っており、「知っているか?知らないか?」の差は圧倒的で、その人のスタイルに確実に滲み出てくるので安心して欲しいです。
同じクールビズでもきっと細部が変わってきます。「逆に自分のスタイルを貫き通してもいいのでは?」と考えさせられる本です。
Kindle Unlimitedなら無料で、中古なら100円くらいで見れます(笑)
⑩:✔️干場義雅が愛する 究極のブランド100+5
結論、LEON元編集長のファッションディレクター干場さんが、長年の経験をもとに厳選した良質アイテムを惜しげもなく紹介されているため、一流のアイテムが思考停止で手に入ります。
理由として、これだけ良質なブランドを自分で一から調べたとすると、ぶっちゃけ膨大な時間と労力とお金が必要になるからです。
今まで知らなかったコスパの良いブランドを読むだけで知ることができるため、圧倒的に効率が良く失敗しません。
また、男女問わず良質なブランドを紹介されているので、恋人と一緒に今後購入するウィッシュリストを共有できるのも素敵ですよね。
「海外旅行にいった時に一緒に見にいこう」とか「こういうブランドが好きなんだ〜」とか、パートナーのプレゼント選びにもこそっとリサーチすることができますよ(笑)
番外編:✔️大人男子の「超」清潔感ハック
結論、この本は今までになかった新しい切り口の、見た目(清潔感)について解説されており、メチャクチャ目から鱗の良書でした。
理由として、身だしなみとしてメンズメイクにもフォーカスをあてているからです。
大人の清潔感をテーマとしてあげているため、「うわ、あいつメイクしてるよ」なんてまず気付かれませんのでご安心ください。
あくまで大人の清潔感を保つために、自然と顔色の印象をあげたり、ヘアケアや体の悩み、ファッション全般の悩みを解決してくれるアイテムも紹介されており、本当に読んでよかったです。
ちなみに著者の宮永えいとさんは、メンズファッション誌CHOKICHOKI(チョキチョキ)の元KINGで美容師兼YouTuberでも活躍されており説得力があります。
2. 【スタイルを見つける】メンズファッションの歴史とカルチャーを知る勉強本10選(中級編)

(中級編②)【センスを磨く】メンズファッションの歴史とカルチャーを知る勉強本10選まとめ

- 洋服の成り立ちや歴史にもう少し深く知りたい。
- ファッションについてもっと知りたい!
上記のような服の本質的な部分について解説された本や、服の歴史について書かれた本を厳選しました。
もう少し上のレベルでファッションを楽しみたいという人は必見です。
❶:✔️ ストリート・トラッド ~メンズファッションは温故知新
結論、服の歴史や成り立ちをメチャクチャ楽しく学べる良書です。
理由として、堅苦しいファッション歴史ではなく、漫画家矢沢あいさん(マンガNANAやパラダイスキスで有名)の絵でわかりやすく表現してくれているため、メチャクチャわかりやすく読んでていて楽しいからです。
矢沢あいさんの漫画NANAにおいても、ヴィヴィアンウエストウッドの着用シーンが多く見られたことから、パンクや音楽カルチャーがお好きなのではないかと思いました。
「もっと楽しくファッションを学びたい」「ファッション勉強したいけど、古臭くなくて、難くないものがいい」という方には自信を持ってオススメします。
❷:AmazonベストセラーNo. 1:✔️Take Ivy ハードカバー
結論、メンズファッションのクラシックスタイル(定番服)を知ることができます。
50年前の本でありながら、古さを感じさせないのは、定番でありクラシックスタイルだからです。アイビーの歴史があったからこそ今の服飾文化が発展したともいえます。
VANの全盛期であり、会長の石津謙介が残したTPOという言葉いまでも使われています。そしてアイウェアブランドのEYEVANも実は関わりが深く”着るメガネ”というコンセプトの上成り立っています。
歴史を知ることで今のファッションの成り立ちを知ることができ、今の60代〜70代の方ともVANやアイビーリーグの話ができたなら間違いなく話がはずむでしょう。
❸:✔️ヘビーデューティーの本 (ヤマケイ文庫) Kindle Unlimited 無料0円
結論、アメカジやアウトドアファッション好きなら絶対読むべき名著です。
理由として、1977年発行『ヘビーデューティーの本』は40年ほど前の作品でありながら、古さを感じさせないアメカジ定番のアイテムやアウトドアの名品を随所に紹介されているからです。
古着再燃のいま、新しいアイテムを見つけるために是非一読してみてはいかがでしょうか?
❹:✔️メンズウェア100年史 単行本(ソフトカバー)
あ
理由としてとにかく文字数を少なくして、あまりにも贅沢に著名人を使っているため、手にとるように時代の流れがわかるからです。
- デビィッド・ボウイ,
- ゲーリー・クーパー
- フレッド・ペリー
- カストロ
- ゲバラ
- ジェームス・ディーン
- マーロン・ブラント
- ビートルズ
- エルビス・プレスリー
- ジェフ・ベック
- ジミ・ヘンドリックス
- マルコム・マクラーレン
また、ファッションだけではなく、当時の戦争や社会的背景を織り交ぜた文章と写真の構成は解り易さと説得力を欠く事なく、読者を飽きさせない本になっています。
メンズウェア100年史は、読むだけでなく見る事によって得られる知識は深く記憶され、新しいファッションのインスピレーションをくれます。
値段以上の価値がある名作です。「将来生まれてくる子供に見せたあげたい」と感じるほどでした。
❺:✔️100 IDEAS THAT CHANGED FASHION -ファッションを変えた100のアイデア
結論これを読めば、レディースファッションの100年分の流れを知ることができます。
理由として、1900年から約1世紀文のレディースファッションを贅沢にカラー写真で飽きずに理解することができるからです。
「俺男だし、あんまりレディース興味ないんだけど」という方にこそ読んで欲しい作品です。
ファッションの流れの大半がレディースからメンズに流れていることが手にとるようにわかるはずです。
新しいファッションのインスピレーションとして知っておくと面白いかもしれませんよ。
❻:✔️ 男の作法(新潮文庫)
結論、大人の余裕を手に入れたい方は読んで後悔しない本です。
理由として、ファッションという表層的な部分だけではなく、
食や、身のこなし、所作、贈り物、人生といった男の粋な生き方や余裕について語られているからです。
決して説教じみた本ではなく、そっと「こうした方がかっこいいんじゃないか?」と悟してくれるようでとても好感がモテました。
正直この本を読めばどんな場所に行っても、おどおどすることのない大人の余裕を手に入れることができます。
silverマガジンの編集長(元GRINDの編集長)が影響を受けた本として紹介されているのをきっかけに購入しましたが非常に良書でした。何度も読み返して自分のモノにしていきたいですね。
❼:✔️メンズ・ウエア素材の基礎知識 毛織物編
結論としてアパレルに関わっている方や、服飾に興味のある方は必読書といえます。
理由として、服地(柄や織り方)や服飾の基本となるウールについての記述が多く、非常に勉強になるからです。
こういったことを学んでおくと、アパレル関係の方は、服の知識がつきお客様や、一緒に働く仲間の信頼関係が向上します。
また、実生活においても、例えばメルカリやヤフオクで物を売るときの商品説明で、魅力的な文章を作成することができるなど、非常にメリットが大きいです。
実際には私自信この本を読み、物を売る際の説明文や、仕事においても使えており以前よりもスムーズに売れていることに気づき、自己投資としての費用対効果も高いと感じました。
❽:✔️紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ
スーツに興味がある人や、オーダースーツを検討している方は必見です。
理由として、骨格、素材、フィッティング、色の基本、マナー、手入れ、歴史、トレンドなどを体系立ててわかりやすく説明されており、本物の知識が身につくからです。
快適に、かっこよく、飽きずに着られるスーツが見つかります。
しかし、すでにスーツの知識がある方には少々物足りないかもしれません。
ちなみにロングセラー第一弾の「紳士靴を嗜む」もオススメですよ。
❾:✔️Silver magazine(メディアボーイMOOK)
結論、自分のスタイルを見つけたい人は必見の本です。
理由として、ファッションにおける「スタイル」にフォーカスを当てているため、新しい自分のスタイルを見つけたい人には確実に刺さるところがあるからです。
元GRIND編集長の千葉氏が独立して立ちあがったsilverは、「スタイルとは?」という問いが随所に散りばめられています。
間違えて欲しくないのが、silverは消費型の雑誌ではないということです。
年に2回ほど発行されており、そのどれもが美しく、野村訓一氏のコラムもスタイルを軸として語られたテーマになっており、毎号楽しみでしかたありません。
➓:✔️STYLE: 男のファッションはボクが描いてきた
結論、写真よりもコーディネートが頭に入ってくる本です。
理由として、約40年間メンズファッションイラストを書いてきた画力があるからこそ、色使いや靴の光沢、輪郭までもリアルなため、コーディネートが頭にスッと記憶されます。
これがなんとも不思議で、写真で見るよりも魅力的で「この格好がしてみたい!」と思わせてくれるんですよね。
インスタグラムやPinterest、WEARなどでコーデを見ることが多くなっている人にこそみて欲しいです。必ず新しいインスピレーションや刺激を与えてくれるはずです。
特にクラシックな装いに興味がある方は必見です。
メンズファッションイラスト40年の精華。日本を代表するメンズファッションのイラストレーター綿谷寛。ファッションにさほど関心のない人でも、彼のイラストは、どこかで見たことがあるのではなかろうか。
本書は、綿谷寛のデビュー40年にして、初めての作品集である。
21歳の時に雑誌「ポパイ」に持ちこんだイラスト(これも本書に掲載)でデビュー。
画伯の作品を愛する人は、ファッション界はもとより各界に幅広くおり、俳優の谷原章介さんや世耕弘成経済産業大臣も、今回の画集に寄稿している。
精緻な写実性に加えて、豊富な知識に裏打ちされたファッションやグッズのディテール、そして類い稀なるセンスと明るい色使い。ページをめくるたびに、画伯の素敵な世界が拡がります。
番外編:✔️サルトリアリスト メンズ・ファッション ストリートスナップから学ぶ基礎と応用 単行本
結論、外国人っぽいスタイルをしたい人や、トレンドに流されたくない自由なファッションを楽しみたい人は、必読のストリートスナップ本です。
理由として、あらゆる年齢、国籍、テイストを網羅した約300サンプルの具体例にしているからです。
また、下着からTシャツ、ニット、スーツ、コート、靴、メガネまで解説した基礎知識も圧倒的な情報量です。
世界的に一番有名なファッションスナップ界の巨匠、スコット・シューマンの本だから説得量が違います。
パラパラと見るだけで圧倒的に差がつくお洒落さんになれると思いますよ。
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【雰囲気をつくる】アートカルチャーからメンズファッションを勉強本10選まとめ(上級者)

(上級者編③)アートカルチャーからメンズファッションを勉強できる本10選まとめ

- ファッションの基本や応用はわかったけど、もっと違う視点からインスピレーションが欲しい。
- デザインやインスピレーションになるような本はない?
ファッションを一通り学び、一周まわった感がある方(上級者編)にオススメの書籍をご紹介します。
現場で働くファッションスタイリストやキュレーター、デザイナーが実際に読んで影響を受けた本を、厳選しましたのでご紹介します。
あなたの新しい刺激(インスピレーション)になることをお約束します。
①:✔️The Americans ハードカバー
結論、当時のアメリカをカメラマンと旅をしながら、ファッションスタイルとリアルな日常を知ることができます。
理由として、煌びやかで勢いのあるアメリカだけではなく、貧困層との格差社会や州ごとの生活、そして当時のファッションをリアルに感じ取ることができるからです。
写真に少しでも興味のある人は、この写真集を知らない人はいないというほど有名なRobert Frank(ロバートフランク)の名作です。
ちなみにドイツで刷られており、紙質は滑らかでページを送る余韻も心地良いです。
アイヴァンのデザイナーや、メゾンスミスのデザイナーが影響を受けた本です。
②:✔️Dressing the Man: Mastering the Art of Permanent Fashion
結論、本場のイギリス式スーツの基本から応用まで、本物のスタイリングが身に付く教科書的一冊です。
理由として、スタイリングの細部であるポケットチーフ等の小物から、フォーマルウェアまでしっかりと網羅されているからです。
顔の形に対してシャツの襟形を提案や、体型に対しての項目もしっかりと本場のプロセスに基づいて提案されていて、具体的に理解できるため、時代の流れに左右されないスタイルを身につけることができます。
日本のメンズファッションスタイルアイコンとしても有名な、小木poggy基史氏も絶賛していたことから購入しました。
「スーツの基本を知ることで応用がきく」との話に全く偽りのない、まさに辞典のような名著。
基本を知った上での着こなしと、知らない状態では雲泥の差があることを教えてくれました。
③:✔️黒の服飾史
結論、色に対して考えさせられる本です。
理由として、色の考え方が世界と日本では全くもって違うことを知ったからです。
具体的には、色と宗教性や属性、道徳性は海外においては関連性があるようですが、日本では寛容で無意識に身につけているからです。
単純に黒が好きってこともあって購入しましたが、面食らいましたね(笑)
まさかの哲学や、宗教との関連性があることを知り、海外では色について注意しておかなければならないと気付かされました。
ドクターマーチン8ホールのブーツの靴紐を白にしていたら、白人至上主義だと思われることや、縄張りにおけるカラーギャングの抗争に巻き込まれるリスクなどは知っておいたほうがいいと思いました。
④:✔️Virgil Abloh: Figures of Speech Special Edition
結論、ヴァージルアブローの頭の中を知ることができます。
理由として、既視感のあるプロダクトをいかに「新しく新鮮に見せるか?変化させていくか?」について常にアンテナをはっていることが、この本を見ると手にとるようにわかるからです。
具体例には、ジョーダンコラボなどですね。彼の大学講義『複雑なタイトルをここに』でも語られているので、ぜひチェックしてみてください。
現在、オフホワイトのデザイナー兼、ルイヴィトンのメンズクリエイティブデザイナーを務めるいま世界で最も注目のヴァージルの頭の中を、知ることができる貴重な本です。
何かデザインを手がけている人にとっては、良いインスピレーションになるのではないか_と思います。
私自身アイウェアデザインのプロダクトに行き詰まった時はこの本を読み返すようにしています。
⑤:✔️Margiela: The Hermes Years
結論、マルタンマルジェラ期のエルメスを写真集にした伝説の書籍です。いうまでもなくマルジェラやエルメスに興味がある方は、間違いなく買いです。
理由として、これを見るのと見ないとでは、今後マルジェラのアイテムを買うときや、エルメスのアイテムを買う際の所有欲が違うからです。
本当の価値を知ることができます。英文ですが読めなくても写真が見れれば正直十分すぎるほどの良書でした。一生大事に保管しておきたい本です。
関連記事:【保存版】エルメスの歴史や魅力さらにロゴの意味とは?エルメス名作7選【まとめ】
⑥:✔️Martin Margiela: The Women’s Collections 1989-2009
結論、「マルタンマルジェラがいかにファッション界に強く影響を与えたか?」がわかる永久保存版の本です。
理由として、当たり前のようにあるクラッシュデニムや、リメイク品のほとんどがマルジェラから影響を受けたものだからです。
関連記事:【永久保存版】メゾンマルタンマルジェラの歴史と魅力について|【定番5選まとめ】
メゾンマルタンマルジェラと、現デザイナージョンガリアーノのメゾンマルジェラのデザインは異なり、ある意味本流のメゾンマルタンマルジェラを知ることで、より広い視野でファッションを知ることができます。
ファッション界に影響を与えたマルタンマルジェラを知ることで、今ある服の源流を知ることができるので、もっと楽しくなりますよ。
関連記事:メゾンマルタンマルジェラとメゾンマルジェラの違いと比較【完全版】おすすめ新定番アイテム10選まとめ
⑦:✔️KAWS ハードカバー
今までの貴重なKAWS(カウズ)のアート作品を、網羅的に見ることができる良書です。
理由として、KAWS自身のインタビューと90年代半ばからのアート作品のアーカイブを知ることができるのは、非常に価値があるからです。
今でこそメジャーになりましたが、今までのKAWSの作品とインタビューを見ることで、より作品の見方や考え方が変わります。
正直見る前は、「なんとなくあー流行ってるんだねー」「かわいいー」みたいな状態でしたがこれを見てから圧倒的にアートへの考え方や感じ方が変わりました。
また、KAWSだけではなくそのほかの現代アートや、ストリートカルチャーとの繋がりを含めて見る価値が十分にあると思います。
関連ブランドとして、Futura(フューチュラ)や藤原ヒロシのFragmentDesign(フラグメントデザイン)、supreme(シュプリーム)、ヴァージルアブローの”OFF-White”(オフ・ホワイト)、そして村上隆の作品もオススメですよ。
⑧:✔️Rei Kawakubo/Comme des Garçons: Art of the In-Between (Metropolitan Museum of Art (MAA) (YUP))
結論として、コムデギャルソンのデザイナー川久保玲の圧倒的美学とパンク精神にやられます。一発ノックアウトです(笑)
理由として、コムデギャルソン川久保玲の思想や、うちに秘める反骨精神は言葉ではなく作品で、圧倒的破壊力をもって訴えかけてくるからです。
NYメトロポリタン美術館で日本人初の展覧会作品集です。コムデギャルソン好きは間違いなく必見です。
川久保玲はプレタポルテにおいてタブーとされていた黒を起用し、世界的に有名な歴史”黒の衝撃”でモード界に大きな影響を与えました。
関連記事:【永久保存版①】コムデギャルソンの歴史|反逆のデザイナー川久保玲の魅力について
⑨:✔️ちぐはぐな身体―ファッションって何? (ちくま文庫)
結論、哲学的視点からファッションを学ぶことができる新しい切り口の本です。
理由として、著者の鷲田清一氏は哲学者であるからです。
その哲学的な視点から書かれた『服の持つ意味』や、『そもそも人は何のために服で体を隠すのか?』という入門的な本かと思いきや、面食らいました(笑)めちゃくちゃ考えさせられる本でした。
具体的にコムデギャルソンやヨウジヤマモト、イッセイミヤケの和装から考えるモード服を例に、
単に美しさやエレガントなだけではなく、「はずし」「ずらし」「くずし」を試みながら、『社会的ルールと自身との距離を調整している』という内容は非常に考えさせられました。
つまり制服を着崩すところから、ファッションは始まっているのだという視点は、面白く、根本的な部分を考えさせられました。
⑩:✔️Skinhead
イギリス(70〜80年代)のストリートカルチャーskins(スキンズ)のリアルが生々しい写真によって解説されています。
ひとくくりで、スキンズといっても、ドラッグで逮捕されるもの、警察官に暴行をくわえて中指を立てる者、白人至上主義のネオナチなど、さまざまなリアルが写真とともに解説されているからです。
ファッションはもちろんクールで参考になりますが、それよりも暗いイギリスの時代背景と、若者たちの行き場のない怒りが猛烈に伝わってきます。
同時期にパンクファッションやモッズのカルチャーが起こり始めています。
番外編:✔️Tulsa(タルサ)
結論、あまりにリアルで残酷な現実を突きつけられます。
写真家ラリークラークの若いころの友人達の写真集です。
彼の隣にはいつも(ドラッグ、セックス、暴力、自己破壊、殺人)があったというリアルだけが淡々と写真に納められているからです。
彼自身が育った町(タルサ)での日々と、リアルな日々が淡々と写真に納められています。
「どういう気持ちでとったんだろう?」とか「この写真の意味は?」とか考えているとまじで眠れなくなります(笑)
ちなみに当時は、ラリークラーク自身もドラッグ中毒だったそうです。
また、写真に写っている友人達はほとんどがドラッグや自殺、殺人で若いうちに亡くなっているそうです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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